寳林寺は宗祖親鸞聖人の示された阿弥陀如来のみ教えを 仰ぐ浄土真宗本願寺派(西本願寺)お寺です。 當山は慶長年間、現在の宇城市小川町東海東二つ野にあって 慶安五年九月松山町小路に玄哲法師により寺基を移転し一宇 を建立されました。1662年寛文二年九代住職順故法師の 折に火災により焼失しましたがご本尊阿弥陀如来像だけは難 をのがれました。また当時、松山に知行地のあった宮本武蔵 の高弟、寺尾孫之允は他宗寺院が菩提寺でありながら順故法 師との親交が深く一族は浄土真宗に帰依し寺尾家の援助もあ り現在の地に移転再建されました。幾度かの苦難を乗り越え 宗祖親鸞聖人のみ跡を慕い阿弥陀如来のお念仏のみ教えをよ ろこび、伝える道場として門信徒の心のよりどころとなって 今日に至っています。